全集中 〇〇の呼吸

 流行っていますね。アニメの域を超えて社会現象ですね。

言わずと知れた「鬼滅の刃」

フィットネス的に至って真面目に考えてみました。

全集中

これは恐らく100%のZOON(ゾーン)の状態

集中しているがリラックスもしている状態。

力みもなく思い通りにからだを動かすことが出来て時間もゆっくりに感じられる覚醒している状態ですね。

私の教室に来てくれる子ども達にはこれに近い状態になれるようにただ、技が出来るようにや体力がつくようにだけではなく最高になるべく近い状態に力が発揮できるようにレッスンしているんですが楽しいですし面白いですよ。

どうやっているかと言えば

先ず、日本式に言えば例えば怒るという感情は

〇腹が立つ

〇ムカつく

〇イラつく

嬉しい感情でいえば

〇腹を抱えて笑う

〇胸が躍る

〇喉がなる、頬が弛む

と言うようにお尻辺り、胸辺り、首・喉・頭辺りを整えることで面白い程力を発揮してくれるんです。

インドのヨガはもう少し細かく7つチャクラというものがあるんですけどこのチャクラというのが簡単に言うとココロとからだを繋ぐところでエネルギーセンターのような所、宗派によって微妙に場所の表現が違うのですが骨盤底筋群などの骨盤の膜や横隔膜や喉・首の膜や脳の膜といった部位を分ける膜の辺りだったり人間がお魚さんだった頃背鰭だった仙骨やお臍がチャクラの所です。

ですので膜が綺麗にピーンと張っているか、固まって縮んでいるか、弛んでいるかで気持ちが違ってきます。仙骨も元々背鰭ですから気持ちの部分やバランスをコントロールする所ですのでワンちゃんや猫ちゃんなどの尻尾が背鰭の延長線上にあるので気持ちやバランスをコントロールする役割があるんですね。お臍は茶を沸かしたり曲げたりと言った表現もさることながらお臍の下には筋肉も脂肪もなくその辺りに肋骨と骨盤(恥骨辺り)を繋ぐ腹直筋がありますから横隔膜にも骨盤の膜にも影響を及ぼします。

哺乳類は赤ちゃんを産むためにお腹の肋骨が無くなって代わりに筋肉でガードするようになったため腹直筋や腹斜筋や腹横筋といった筋肉でお腹(大切な腸など)を守り肋骨と骨盤が離れない様にしたりするわけですが東京大学医学部口腔外科教室講師だった西原克成先生始め複数の方がココロは腸にあるとおっしゃっていますから腹膜に直結しているお臍がココロとからだを結ぶ重要な所かもしれませんね緊張するとお腹が痛くなったりしますし。

余談ですが、私の子どもが幼稚園を卒業する時に保護者を代表して挨拶をする機会があったのですがその時に「ココロは何処にあると思いますか?」と子ども達に問いかけたんですけどその時に1人の子が「腸!」と答えたんですよ。すごい子ですよね。私はその子がどんなご家庭で現在どうなっているのか物凄く興味があるのですが誰かも解らないのでご存知の方がいらっしゃいましたら是非教えてください。因みにその発言で後に園長先生になる方が腹抱えて笑っていましたが如何なものかと思いました。腹にかんするお話でした。

話が横道に反れたので全集中に戻すとチャクラ以外にも集中によく似た言葉で意識というものがあるのですがこの視点からも全集中は面白いですね。脳(大脳)に近い意識と深層心理に近い無意識、そしてその2つを繋ぐ意識があるのですがでないのがおしい。意識は大脳に近いのでほぼ1つの事しか集中できません。と言って無意識はほぼ集中していません。この絶妙なバランスが全集中の状態、たぶん。

プロのスポーツ選手でもイメージと違うことが起こり集中のバランスが崩れるとグダグダになりますよね。超一流の選手になると自分の役目に集中し乱れたココロが整うまで我慢のプレーをして整うと再びギアを入れて自分の流れに取り戻すのですがそれができるように練習で何度も同じことを繰り返し感覚を身に付けるのですが俄か知識だけではだめですね。試合の時に同じようなことをするのですが私の場合積み重ねた感覚も経験もなくこれをやってしまったので意識崩壊して私のせいでボロ負けしてしまい集中非難を受けちゃいました。

ただ、これは俄か知識でも健康や認知症予防には物凄く最適ですよ。

ということで簡単に

全集中

の方法は膜を整え仙骨を引き上げ(背びれを立てるように)意識と無意識のバランスを整える。詳しくは私の教室迄!なんて。決して怪しい〇〇教のような所じゃないですよ。

自慢じゃないですけど私の子ども体育教室の卒業生は殆ど成績優秀な上位の高校に行ってます(まだ、大学生がほぼいてないので数年後は有名大学、更に数年後は世界を動かす人になっているはず)。きっと全集中のお陰!え、たまたま教育熱心な子ども思いの方が私のところに通ってくれただけ、

言われなくても分かっていますよ。

チョット全集中に尺を取り過ぎたので続いては簡単に

〇〇の呼吸

呼吸が乱れると集中も乱れるので大切ですよね。ヨガも呼吸が大切なことは周知。

知ってます?最近昔に比べて呼吸が浅い子が多いらしいですよ。原因はスマホの見すぎで姿勢が悪く横隔膜があまり上下しないためだそうです。普段の何気ない呼吸では1~2cmほど動くのですが、これが0.5cmぐらいになっているのではとのことらしいです。

因みに横隔膜なのですがどれくらい上下するか知ってますか、なんと7cm。大きく動かせる方は10cm動かせる方もいるらしいです。よく腹式呼吸はお腹を膨らますと言いますがこれ横でなく縦ですので決してお臍を膨らますイメージを持たないようにしてくださいね。

そしてこの呼吸が面白いんですが酸素がないと筋肉も脳も働かないので大切なことはお分かりだと思いますが抑々その酸素を送ってくれる肺ってどれくらい大きいかご存知ですか?鎖骨の辺りから肋骨の下の方までなんです。

人間を始めとする霊長類は木にしがみつき、枝にぶら下がったことで鎖骨というものが出来ました。鳥類も羽を広げるために鎖骨があるのですが広げるためとしがみつくためとで鎖骨に関係する筋肉の働きが違います。人間の場合この鎖骨に関係する筋肉が緊張しやすいので肩こりを起こしたりや腕の動きを制限したり肺の動きを抑えたりします。

呼吸1つでも違うんですね。呼吸で毛細血管の血流も変わって来ますから指先からつま先までの細胞の働きも変わりますしヨガの呼吸では更に脳の温度上昇も抑えてくれます。

ということで私も炭治郎の様に全集中、〇〇の呼吸で世の中を救う!とはいかないので

日輪刀を柳庖丁に変え、包丁の先まで意識を集中しながらお魚さんを捌いて家族に喜んでもらう料理をするぐらいかな。

鬼滅の刃ぐらいうちの教室も人気にならないかなぁ。

今回は大人気の鬼滅の刃にあやかってみました。

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