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11月, 2021の投稿を表示しています

スポーツの秋、「歩く」「走る」について パート5

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 11月29日 Twitterの補足   運動が苦手な方、顎を引いていませんか? 顎が上がっていると「顎を引け!」言われた経験をお持ちの方もいらっしゃるのでは。その為顎は引くものと勘違いされている方も多いかもしれませんね。  でも、 それ危ないかもしれませんよ 。  では 何故、顎(赤テープ)を意識するとスピードが落ち疲れやすくエラ(緑テープ)を意識するとスピードが速くなり疲れにくくなるのか !  先ず 顎が上がってしまうのは何故 なんでしょう?  それはからだを守ることが主な役目の 喉の筋肉が緊張しているから なんです。正確には耳たぶの後ろ辺りから鎖骨迄繋がっている筋肉(胸鎖乳突筋)なんですが耳たぶの後ろと鎖骨が近づくことにより顎が上がったり肩が上がったりします。この筋肉が緊張しているのに顎を引くと 呼吸がしにくくなりますから疲れやすく緊張もしているためスピードも落ちやすい んです。  では エラを意識すると良い理由 は何でしょう?!正確にはエラを頭の方に伸ばすようにするのですがそうすることで 呼吸がしやすくな るんです。ヨガでもここを意識して呼吸をするように伝える方がいます。是非試してください、鼻から息を吸ってできれば頭のてっぺんを通ってエラを通り肺の下の方である肋骨下端に運ぶと気持ち良く楽に呼吸ができます。 喉の筋肉も緊張しにくくなるため肺も膨らみやすく なります。  胸鎖乳突筋は呼吸筋で肺を持ち上げて広げるための筋肉だろうと突っ込まれた方、よくご存じですね。特に欧米系の文化スポーツはこの筋肉を意識される方は多いと思います。しかしそれはこの筋肉のお尻側(停止)である耳たぶの後ろが本来の位置にあるから肋骨を引き上げてくれるんです。通常お尻は頭側に移動します。このお尻を本来の位置に安定するのにもこのエラが活躍するんです。  もともと呼吸はエラでしてましたから何か関係あるかもしれませんね。付け加えるとエラは魚が思うで鰓(エラ)大事なところでも不思議ではありません。  例えば動物たちの逆立ち、人間もですがエラを挟むような位置にしますし、水泳もローリングや呼吸もエラを使うことで安定して楽に行えます。  結構エラって大切なんですよ。   まとめ  〇顎を意識すると呼吸をしにくくなることがあり力みやすい  〇エラを意識することで呼吸がしやすく力みにくく安定してパフォーマンス

スポーツの秋、「走る」「歩く」について パート4

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 11月23日 Twitterの補足   運動が苦手な方、からだの前を使っていませんか? 例えば歩いたり走ったりするときの腕の振りを肩の前や力こぶを使って動かしていませんか。   胸や力こぶ (赤のテープ) を使って腕を振るとケガをしやすくスピード遅くなり背中や二の腕 (緑テープ) を使って腕を振るとケガをしにくくスピードが速くなるのは何故か?!    パート2でも触れているのですが それが本来の自然な動き だからです。 (詳しくはパート2をご覧になってくださいね)  パート2で触れていないところで言えば、ほとんどの方が苦手なGことゴキちゃん (ゴキブリ) 、殺虫剤を撒くと仰向けにコロとなってしまいますよね。他にもお魚さんも命尽きた時はお腹を上にして浮いてますよね。 基本背中側の筋肉がメイン で重たいんです。お魚が背中を上に浮いているのは背ビレのおかげなんです (余談ですがその 背ビレが仙骨 [尾てい骨上にある骨盤の骨] なんです。 世界中でも重要な骨とされてます 。パート1でも触れていますのでこちらも是非ご覧になってくださいね) 。  なので、 お腹側の 力こぶでは 本来の 力を抑えて しまい背中側の 二の腕を使うことで 本来の 力が発揮 しやすい んです。  では、更に 腕は何処からが腕だと思います?   肩から先だと思われた方、正解 です。からだを動かす主な神経は90%ぐらいが肩から先の腕、お尻から下の脚が占めています。  ただ、 機能的にみれば肩甲骨からが腕 なんです。腕の骨は肋骨でなく肩甲骨と繋がっていますし、腕を挙げるとき肩甲骨が上がっていると腕は挙げにくいのですが肩甲骨を下げると挙げやすいんです。肩甲骨の位置で腕の力、パワーも変わるんです。  更に言えば 骨盤と腕の骨を繋いでいる広背筋 という筋肉、恐らく 焼肉で言うところのロースからが腕 ともいえます。特に哺乳類から発達しましたがロースのお陰で効率よく移動できるようになったんです。腕を伸ばした時にロースも伸び、その後このロースが縮んで胴体を効率よく移動できるんです。2足歩行になってもその効果は健在です。  力こぶや肩から動かしてもあまり感じないかもしれませんが 背中側の脇や二の腕を動かすと背中や骨盤が引っ張られる感じ があると思います。これはジャンプするときやボールを投げる時も同じですよ。   運動が

スポーツの秋、「走る」「歩く」について パート3

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 11月20日 Twitterの補足  運動が苦手な方、歩いたり走ったりするときに踵で着地しようとしていませんか?  特に靴擦れするところの踵でなく靴のヒールのところの踵を使っているから走るのが遅かったり歩くのも億劫になっているかもしれないですよ。  では何故、 親指側の「スネ」 (赤テープの辺り[脛骨]) を使うとケガしやすくスピードが遅くなり小指側の「スネ」 (緑テープの辺り[腓骨]) を使うとスピードが上がりケガしにくいのか?! 正確に言えば小指側の「すね」と親指側の「すね」の間なのですがイメージしやすくすぐに実用できるように小指側の「すね」と表現しております。 先ず、「歩く」「走る」は踵から着地して足の裏の小指側を通って親指に重心移動して動かす。と思っている方 結構いらっしゃいますよね。  間違いではないのですが実は正解でもない んです。踵から着地するために前脛骨筋と言われる赤いテープの辺りの筋肉を使うことで踵から着地すると 足首の関節の向きが変わり動きが制限される んです。関節の向きは意識を向けると感じられますから是非感じてくださいね。  私も学生時代に躓くのは前脛骨筋が弱っているからと習いましたからそう思っているインストラクターの方は多いかもしれませんね。私もそのようにレッスンした時代もありました。お蔭で私、足首は捻挫するは膝は痛めるはトレーニングもしているのに悩み何故だと叫んでおりました。  これを気づかせてくれたのが一昔前流行った古武術、ナンバ歩きなんです。緊張したときになる右手右脚が同時になるような歩き方という印象の方も多いかもしれませんが大きな特徴は背骨脊柱の中心軸でなく左右の軸を使って歩くということと地面を蹴るのではなく足の裏をホバークラフトのように地面と平行に浮かせて(滑るように)歩くということです。  理科で習う作用・反作用の法則から地面を押すことで前に進むと思っている方もいらっしゃるかもしれませんがそんな単純な仕組みではないんです。先ず膝上は骨が1本なのに膝下は2本ですよね。  そもそも肘先、 膝下の骨が2本なのは何故 だと思います?  これはネットなどでは捻じるためと説明していますがこれも間違いではないのですが正解でもないんです。  ご存知の方もいらっしゃると思いますが手は元々お魚さん時代の胸ビレで足は腹ビレでなんです。胸ビレ、腹ビレを