スポーツの秋、「走る」「歩く」について パート4

 11月23日 Twitterの補足


 運動が苦手な方、からだの前を使っていませんか?例えば歩いたり走ったりするときの腕の振りを肩の前や力こぶを使って動かしていませんか。

 胸や力こぶ(赤のテープ)を使って腕を振るとケガをしやすくスピード遅くなり背中や二の腕(緑テープ)を使って腕を振るとケガをしにくくスピードが速くなるのは何故か?! 

 パート2でも触れているのですがそれが本来の自然な動きだからです。(詳しくはパート2をご覧になってくださいね)

 パート2で触れていないところで言えば、ほとんどの方が苦手なGことゴキちゃん(ゴキブリ)、殺虫剤を撒くと仰向けにコロとなってしまいますよね。他にもお魚さんも命尽きた時はお腹を上にして浮いてますよね。基本背中側の筋肉がメインで重たいんです。お魚が背中を上に浮いているのは背ビレのおかげなんです(余談ですがその背ビレが仙骨[尾てい骨上にある骨盤の骨]なんです。世界中でも重要な骨とされてます。パート1でも触れていますのでこちらも是非ご覧になってくださいね)

 なので、お腹側の力こぶでは本来の力を抑えてしまい背中側の二の腕を使うことで本来の力が発揮しやすいんです。

 では、更に腕は何処からが腕だと思います?

 肩から先だと思われた方、正解です。からだを動かす主な神経は90%ぐらいが肩から先の腕、お尻から下の脚が占めています。

 ただ、機能的にみれば肩甲骨からが腕なんです。腕の骨は肋骨でなく肩甲骨と繋がっていますし、腕を挙げるとき肩甲骨が上がっていると腕は挙げにくいのですが肩甲骨を下げると挙げやすいんです。肩甲骨の位置で腕の力、パワーも変わるんです。

 更に言えば骨盤と腕の骨を繋いでいる広背筋という筋肉、恐らく焼肉で言うところのロースからが腕ともいえます。特に哺乳類から発達しましたがロースのお陰で効率よく移動できるようになったんです。腕を伸ばした時にロースも伸び、その後このロースが縮んで胴体を効率よく移動できるんです。2足歩行になってもその効果は健在です。
 力こぶや肩から動かしてもあまり感じないかもしれませんが背中側の脇や二の腕を動かすと背中や骨盤が引っ張られる感じがあると思います。これはジャンプするときやボールを投げる時も同じですよ。

 運動が苦手と思っている方、それはただの勘違いかもしれませんよ。ちょっと動かす筋肉や動かす方向を修正するだけでとんでもなく運動が出来るようになるかもしれませんよ。

 パート5も是非楽しみにしてくださいね。

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