スポーツの秋、「走る」「歩く」について パート3
11月20日 Twitterの補足
間違いではないのですが実は正解でもないんです。踵から着地するために前脛骨筋と言われる赤いテープの辺りの筋肉を使うことで踵から着地すると足首の関節の向きが変わり動きが制限されるんです。関節の向きは意識を向けると感じられますから是非感じてくださいね。
私も学生時代に躓くのは前脛骨筋が弱っているからと習いましたからそう思っているインストラクターの方は多いかもしれませんね。私もそのようにレッスンした時代もありました。お蔭で私、足首は捻挫するは膝は痛めるはトレーニングもしているのに悩み何故だと叫んでおりました。
これを気づかせてくれたのが一昔前流行った古武術、ナンバ歩きなんです。緊張したときになる右手右脚が同時になるような歩き方という印象の方も多いかもしれませんが大きな特徴は背骨脊柱の中心軸でなく左右の軸を使って歩くということと地面を蹴るのではなく足の裏をホバークラフトのように地面と平行に浮かせて(滑るように)歩くということです。
理科で習う作用・反作用の法則から地面を押すことで前に進むと思っている方もいらっしゃるかもしれませんがそんな単純な仕組みではないんです。先ず膝上は骨が1本なのに膝下は2本ですよね。
そもそも肘先、膝下の骨が2本なのは何故だと思います?
これはネットなどでは捻じるためと説明していますがこれも間違いではないのですが正解でもないんです。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが手は元々お魚さん時代の胸ビレで足は腹ビレでなんです。胸ビレ、腹ビレを動かしていた時の名残なんです。陸上に上がり複雑な動きをする今では肩から先の腕や股関節から下の脚も骨が1本でも捻じれますよね。にも拘わらず退化せずに2本のままなのはいくつかの理由があると想像できます。衝撃を分散したり肘先、膝下の2本の骨から足の裏、掌にクロスして筋肉がついていますから大地などを吸い付きやすいようになど。
そうなんです。着地は大地に吸い付いているんです。そして前に進むのは大地を押すのではなく引っ張っているんです。ワンちゃんやお馬さんの走りをよ~く見てみると分かりますよ。
なので小指側のスネが足の親指につなっがっているため、自然に踵から着地して足の裏の小指側を通って親指へと重心移動します。つまり親指側のスネを使うと踵から押すような着地になるかつま先着地になりやすくブレーキのようになってスピードを落としたり、不安定になってケガをしやすくなります。
みなさん気を付けて楽しく歩いたり走ったりしてくださいね。
パート4も是非お楽しみにしてくださいませ。
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