阪神・淡路大震災から26年目

 


 阪神淡路大震災から26年目、震災でお亡くなりになられた皆様に追悼の誠を捧げます。

 しかし思い出します当時私は学生、と言っても現在の職に就きより深い学びや資格習得のために入ったフィットネスの専門学校ですがその卒業旅行代を稼ぐため夜中に居酒屋でアルバイトをしておりその帰りの電車の中でこの大震災に遭遇しました。当初は何が起こったかわからず電車の中でひどい揺れに襲われ途中下車を余儀なくされてやむ得ずタクシーで時間と料金にびっくりしながらラジオからの信じられない実況を耳にして帰宅したことを今でも鮮明に思い出します。

 その時から一体どれぐらい成長したのだろうと思います。あの時は友人が西宮に住んでおり、好きだった子は尼崎に下宿しており行けるところまで電車で行きその後は歩いて様子を見に行くぐらいしかできませんでした。物資もなくただただ生存しているか状況はどうかを見るだけで、言葉すら掛けることができずに自分の無力さを痛感しました。恐らく多くの方も私以上にそう思われたのではないでしょうか。

 今はせめて家族を守れるように、できれば近くの親類の助けになれたら、欲を言えば私の教室にお越しの方が困っているときに力になれたらと思います。フィットネス、レクリエーションで何か少しでもと思います。


 そのためにまず自らの身を守ることとなるべく周りの方にご迷惑を掛けない知識と経験をと思いここ数年は1月17日は子ども達に災害についてを伝え、防災備蓄食を食べます。最近よく言われているローリングストックというものですが我が家では缶詰に無洗米、水、野菜と干物をストックしており缶詰はこの日に、無洗米はキャンプなどのイベントなどに水と野菜と干物は常時というようにしてローリングストックしております。そして現在ドライフルーツ、ドライベジタブルが作れるオーブントースターを検討中ですがこれはもう少し先になりそうですね。

 ということで今年も非常食作ってみました。昨年までは子ども達に心構えを中心に伝えておりましたが今年は将来この子ども達が自分の家族を持ちその時にその家族を支えられるようにをテーマにしました。


 まずは通常のご飯ですが今回はポリ袋での炊飯に挑戦しました。鍋は熱伝導率の良いアウトドアで使うアルミのクッカー鍋を使うことでガスの消費を極力抑え、その鍋にはポリ袋が溶けないようにお皿を敷いて水を入れます。耐熱性のポリ袋に無洗米と水を入れなるべく空気を抜いて袋の端の方で括り温めます。詳しい調理方法はネットでも出ておりますし、動画でも紹介しているものがありましたのでそちらをご覧ください。


 炊きあがりはこういった感じです。炊き上がる前の写真も撮っておけば良かったのですがそこまで意識が回らず簡単に説明すれば当たり前ですがお米が倍近く膨れ上がってご飯となっています。


 器(シュラカップ)によそってみました。食べてみると思ったよりもふっくらとして美味しく頂けました。


 今回はさらにオニオンスープにスライスチーズを入れて簡単リゾット風にしてもいただきました。缶詰もスパイスや調味料を使って美味しく頂きました。缶詰の簡単スパイスアレンジは私のよく行く立ち飲み屋さんのマスターから教わったものですがお陰で子ども達にもその知恵を伝授して少しでも気持ちを前向きにする術を伝えることができました。立ち飲み屋さんですがこのコロナ渦ですので1年近く行っておりません念のために(いちいちお伝えしないといけないのが辛い、そしてお世話になっているのに食事に行くなど支援できないのも辛い)ただ、昨年までの味気ない食事とは違い今回は美味しく満足度も違いました。やっぱり味や香りや温度って大切だとしみじみと感じました。

 災害を正しく恐れるために災害になるべく遭わない、遭っても最小に抑える危険回避、備えとそれでも遭遇した時に乗り切る危機管理、備えを食事だけでなく衛生面に環境、身体的、精神的、社会的など多角的な視野で備えながら災害が起こりませんようにとただただ願うばかりです。

 最後に重ねてお亡くなりになられました皆様にはご冥福をお祈り申し上げます。




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