受験 合格 へ

 


(写真は数年前に撮影した桜)
 
 私の子どもが受験生なんですよ。で、ふっと思い出すと独立して個人で開いた体育教室の初期の頃に通ってくれていた卒業した子たちも大学受験生が多いことに気が付いたんです。皆頑張れ。恐らく卒業生もその保護者の方もこのブログは見てはいないだろうけど応援しているし、安心しているよ。

 何故安心しているかと言えばですね、ちょっとながくなるのですが初期の子ども達にも伝えていたのは「お尻上、お臍(へそ)下。背中上、胸下、頭・顎」とスイッチを入れる姿勢が中心です。現在は時代の変化やより深く多角的にも指導しているから背中・お腹を分けることやアクセル・ブレーキや関節・骨の位置や向きとより力を発揮する方法が増えているけど元々は初期の時代の姿勢からの展開なんです。

 「お尻上、お臍下。背中上、胸下。頭・顎」とはココロをプラスにして思い通りにからだを動かすためのスイッチなんですが例えばココロで言えば最近流の西洋のアンガーコントロールがありますよね。西洋ではアンガー(angry)ぐらいですが[厳密にはsoreやmadやoffendedやindignantといった言葉もありますが]日本には腹立つ、ムカつく、苛立つと自然に情緒的(お腹の辺り)、協調的(胸の辺り)、解放的(首から上)のとある程度使い分けされていますね。情緒はあふれ出す感覚的なイメージがありますよね。協調は仲間意識や人間的な繋がりといったイメージですよね。解放は阻害するものがないことやより自由になるイメージですよね。その何となくお腹の辺りや胸の辺りや首から上の辺りがヨガのチャクラとの位置とも一致しているんですよ。

 ヨガに出てくるチャクラって輪とか開くとか回転という意味なんですが平たく言えばココロとからだのつながっているところなんです。チャクラって全部で7つあるんですけど流派によって微妙に解釈が分かれるのでここでは細かい位置までは触れませんがマイナス以外のココロにも腹を抱えて笑う(腹を割る)や胸が躍る(胸が焦がれる)や喉から手が出る(頬が緩む)などニュアンスが同じようで違いますよね。

 皆さん上の2つ、アンガーとプラスのココロの状態をゼスチャーでやってみてください。ちなみに腹は仙骨といって骨盤の背中側、尾てい骨の上の骨を感じてくださいね。そうなんです。マイナスの時はお臍が上を向いたり胸が上を向いたり喉が引っ張られたり顔の左右の筋肉がひきつったりしますよね。逆にプラスの時はお臍が下を向いていたり背筋が上に伸びたり喉やエラの辺りも上に浮くような感じになりますよね。細かく説明すると長くなりますから簡単に言えば仙骨はもともと背びれでしたし、一番最初にできる臓器は心臓で良くココロを表しエラは漢字で魚が思うと書いて鰓(エラ)です。なのでスポーツ選手は意識してかしないでかゾーン(リラックスしているけど集中しているベストな状態)の時にこういった姿勢にします。この姿勢は思い通りに動かすこととココロをプラス(前向き)にしてくれます。

 もう1つは呼吸です。以前「全集中 エラの呼吸」でも書いたのですが脳って中枢神経の一部でほとんど水分であとはタンパク質と脂肪でできているんです。因みに日本では豆腐に例えられ欧米ではゼリーに例えらています。豆腐って料理によっては水抜き、重石など乗せて豆腐の水分を抜いたりしますけど基本食事として出すまで水に浸けて保管しますよね。それだけに水分量が大切なんです。その水分、血液や体液ですがそれによって酸素が運ばれます。
 因みになんですが脳って血液脳関門(けつえきのうかんもん)といいてフィルターのようなものがあるんです。正に江戸時代の関門・関所みたいなところで脳に変な菌やウイルスや薬が行かないようになっているんです。そのため、脳に届く栄養は酸素と炭水化物だけなんです。エッ、ケトン体やDHAなどの脂肪分は?!との声もあると思いますがその説明をするとややこしくて長くなるのでここでは割愛致します。
 脳に届く数少ない栄養素の中の酸素とそれを運ぶ水分がとても大切で脳にとても影響を与えるということはご理解頂けたと思います(してなくても、何となくで結構ですからしたことにしてくださいね)。分析や解析(平たく言えば考える)ということにエネルギー特に酸素を使います。何故こんなミスをというのはほとんど酸素不足のせいです。「お尻上、お臍下。背中上、胸下。頭・顎」は肺を大きく動かしてくれて酸素を取り込みやすくしてくれます。肺って鎖骨の辺りから肋骨の下が丸く尖ったところ辺りまであります。焦ったり不安になるとブレーキの筋肉をつい無意識で使ってしまい姿勢が崩れて喉気管の動きを制限してしまい十分に息が吸えなかったり肺を動かす筋肉が動きにくくなって呼吸が浅くなります。そうすると判断ミスやニアミスを起こしやすくなってしまいます。
 姿勢が整うと実力も発揮しやすい!

 付け加えると普段から肺を大きく動かしていると呼吸器系の病気になりにくいです。関係ないだろうと突っ込まれやすいのですが、ウイルスや菌の気持ちになってみてください。肺ってねお魚さんが陸に上がる前にできた臓器で他の臓器のように自ら動くことができないんです。そのため主に肋骨と肋骨の間の筋肉、肋間筋という筋肉ですが皆さんの馴染みのある呼び方をするとバラやカルビです。それと横隔膜、こちらはこの呼び方の方が馴染みがあると思うのですが意外と筋肉と思っていない方が多いので解りやすく言えばハラミです。主にこの2つの筋肉バラやカルビの肋間筋とハラミの横隔膜を動かすことで肺は動きます。
 そしてこの2つの筋肉が動くには姿勢に大きく左右されます。特に横隔膜はだいたい7㎝動くのですが普段は1~2㎝ほどしか動かしておらず最近ではスマートフォンの使い過ぎで横隔膜が0,5㎝ぐらいしか動かしていないのではとも言われています。
 
 そこで先ほどの話に戻りますけど、菌やウイルスって自分の力ではほとんど移動はできないですよね。そして、繁殖するにもある程度そこに留まっていなければならない訳です。そよ風程度の空気の流れだとそこに菌やウイルスがとどまることは容易ですが台風並みの空気の流れだとそこに留まりたくないですよね。異物が気管に入ると咳をして追い出そうとします。なので、本来の肺も大きく動きやすい姿勢で感染症や呼吸器系の病気にはなりにくい!
 すみません。長々と講釈垂れましたがそんな論文は見当たりませんので私の1つの考えです。ただし、免疫力が上がることだけは確かです。

 私が教室の子ども達に接している時間はせいぜい1年間に48時間、このたった48時間にどっかの化粧品のCMではないですがその瞬間も将来も輝き幸せになれようにします。
 逆上がりや倒立ができたからと言って将来それが役に立つことは殆どありませんし給料が上がる訳でもありませんが出来ないと思っていたことが出来たという経験、その瞬間の周りのお友達との共有する経験。この2つの経験が瞬間も将来も輝かせてくれて幸せにしてくれると確信しています。できないことも頑張ることや工夫すること、できなかったのはただの思い違い、不安や恐怖もやってみると思ったほどでもなかったこと、イメージしたことと感覚が一致してできたの時の楽しさ挙げればキリがありませんがそういった経験がチャレンジ精神を身に着けて(経験の中でチャレンジ精神と無謀の違いも身に着けてもくれます)前向きになり創意工夫することも学んでくれます。そして、体育教室の強みですが周りのお友達に見られているため頑張っっているところやできたところを共有できたり、切磋琢磨しあえたりします。
 しかも、しかもですよこの経験を脳ではなくDNAにまで染み込んでくれていると私は信じています。そんなみんなが頑張れない筈がない。

 あと、初期の子どもたち以外に私の子どもと同じ年の子たちもいるんですがそのうち最低でも5人が第1志望高が我が子と同じらしいです。ちょっとした同窓会ですね。
 卒業生と我が子に「先生有難う」って胴上げされるかも。無いな。

 ま、紆余曲折はあるかもしれないけどきっとどんなことがあろうと歯を食いしばって頑張ってくれているはず。ユダヤの格言でもあり有名なドラマのセリフでもある「乗り越えられないときに試練は来ない」ユダヤの格言ではその後に乗り越えた後には大きなご褒美が待っているとも言われています。
 卒業した子ども達に我が子どもよ、きっと素敵なプレゼントが待っているよ。
 

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