少し耳を傾けてもらえたらと思います

 私のダンス仲間にお医者様がいるのですが現在の状況をLINE(ライン:コミュニケーションツールアプリ)で伝えてくれたので抜粋して皆様にお伝えさせてください。

 以下

うちの病院

本来中等症(酸素マスク)までで重症(人工呼吸器とエクモ)が発生した場合は阪大とか大阪医療センターとかに転送してたんだけど

ご存知のようにこれらの高次病院が満床なので、うちのICUでコロナ重症診てます。

つい先週頭まで2床だけって話だったのにもうICUの個室隔離できる部屋5つ全てフル稼働です。しまいには設備もスタッフも不十分な一般病棟でも人口呼吸器患者を診てます。

とは言っても病院で入院できるのはまだ良い方で、うちの自治体では入院できてるのはコロナ患者の1/4だけ。さらに1/4がホテル。残り2/4が自宅。

ここで言う自宅待機は軽症ではなくてだいぶ症状が進んだ人もかなりいる。

事実、自宅待機からやっと入院できるようになって来てみたけれど当日翌日には人工呼吸器つける割合の多いこと。

元来の重症指定病院じゃないけどうちの病院に運ばれて来る人はまだラッキーかも。エクモはないけど人工呼吸器管理は日常としてやってるので設備もスタッフも揃ってるので。ただ周りの病院では普段人工呼吸器管理してないのに(重症肺炎発生したらウチに転送依頼する病院)どうやら慣れないスタッフと設備で必死に診てるらしい。その努力を想像すると頭が下がります。

 「じゃあコロナで悪くなったら大きい病院に連れて行ってもらえばいいやー」と言うのは絶対無理。どんなに家から離れてようが医療提供体制ギリギリだろうが空いてるベッドのある病院に送られる。って言うか入院できたらラッキー。酸素あるし医者いるしナースいるし。薬使えるし。

たまに自宅でコロナで亡くなった方の報道あるけど、あれは「自覚症状がなくて気づいたら急に悪くなって...」ではなくて、保健所も介入観察してて、でもベッドなくてそのまま亡くなるパターンも増えてる。

 すなわち高齢者が今、コロナ拗らせると治療できない可能性が残念ながらかなり高いと言うことです。なので「ワクチンは高齢者じゃなくて若い世代にー」と言う世論もあるけど、高齢者にはしっかりワクチンして重症化を防いでほしいです。ワクチン打ったら副反応で高熱がーとか死んだ人もいるとかゴネないでチャンスがあれば絶対打って欲しい。(若い人もね)

副反応の高熱は長くても3日寝てれば治るから。

 あと「医療者のみなさんに感謝」と言うお言葉、本当にありがたいし日本中の同業者にも伝えたいです。一般の方にもできることは緊急事態宣言中はとにかく普段よりさらに行動範囲を狭めること。

 あとコロナ患者さんは家族と言えど会えません。大半の同居家族が濃厚接触者となって隔離されてるんですけど。

 入院した家族との直接連絡手段は自分のスマホや電話のみ。耳が遠いお年寄りや息が苦しくてしっかり話させない人は意思疎通本当に難しくなる。人工呼吸器やエクモではそもそも鎮静かけてるので現場にいるスタッフでも意思疎通できない。

なので冗談抜きで大阪の人は家族や大事な人と、もし自分がコロナになったらどうするか、どこまで治療するか話し合って欲しいです。高齢者だけでなく子供まで全員。この本人の意思決定は医療者ではどうにもしてあげられない。本人無理なら家族に決めてもらうかもしれない。

なんてことを濃厚接触者隔離されて、顔も見たことない初めて電話で話す医者に言われる。コロナ禍じゃなきゃこっちも「みなさんで話し合ってゆっくり決めていいですよ」と言いたいけど、迷ってる間に具合はどんどん悪くなる。さらにその後ろには順番待ちで苦しむ他の患者さんがいる。

いっぱい書いたけど私たち医療者のこと心配してくれる人に伝えたいことです。

よければみなさんの周りの方にも伝えてくれると嬉しいです。


計算によると収まって来るのは6月中旬だと。どうにかみなさん生き延びましょう。

私もガチでがんばります。


以上です。

 医療現場での生の声です。頑張ってくださっている医療従事者の方々には本当に頭が下がります。

にわか知識ですが参考までに
酸素吸入:肺の機能が悪化した時に行う(充分に酸素が取り込めない時)
  ↓
人工呼吸器:肺の機能を補助するための装置(強制的に喚起させる:二酸化炭素を吐き出せない時)
  ↓
エクモ(ECMO):肺の機能を代替するための装置(人工呼吸器でも酸素を取り入れられない時:体内から血液を抜いて二酸化炭素を除去して体内に戻す)
とのことです。

 皆様方を脅すつもりも感染対策が不十分とうつもりも毛頭ございません。頑張っていり方がいるということに少し思いを馳せて貰えたら幸いです。
 そして、皆様が思っている以上に空気で状況が変わります。知人に不良の頭的だった子がおりますが、不幸の手紙現代では不幸のメールでしょうか、その子のところにそのメールが送られると必ず私を含め数名に送ってきます。怖いようです。感染を広げていると言われている方々も空気や何気ない耳に入ってくる人の会話からなど自粛に転じると思われます。ですので空気や会話などからも感染者を抑えられたらと思います。

 最後になりましたが皆様どうぞ気を付けてくださいね。大人の教室ではお伝えしましたがからだを感じながら大きく動かすと脳疲労が解消されストレス軽減にもなります。骨を動かし刺激することで免疫細胞が作られ、筋肉を動かすことでリンパや血液の流れも良くなり免疫暴走も抑えます、そして腸を刺激することで免疫細胞を活性化してくれます。呼吸だけでも随分変わります。認知症の動画で改めて伝えますがからだに取り込んだ酸素の1/5は脳が使いますので酸素を取り入れる量や取り入れ方で頭もからだもココロもスッキリして免疫力の向上にもなります。

皆様と元気に再会できることを楽しみにしております。




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