スポーツの秋、「走る」「歩く」について パート2

 9月30日のTwitterの補足



 腿の裏側(緑のテープの辺り)を使うと何故速く楽に走れるか?!腿の表側(赤のテープの辺り)を使うとしんどくケガしやすいのか?!

 一言で言えばそれが自然な本来の動きだからです。筋肉は縮むか緩むかという概念でいらっしゃる方には「何を言っている!」「馬鹿げたことを!」「筋肉のことを知らないのか!」と思う方は多いでしょう。でもねよ~く考えてください、海・川から陸に上がるのに縮む、緩むで陸に上がれると思いますか、水の中なら問題ないんです。筋肉が縮むか緩むかは事実です。しかしね背筋を伸ばす時に誰が○○の筋肉を縮めようと思いますか、ネットではイメージや理解されにくいからでしょうお医者様や理学療法士や作業療法士の方がらが背筋を伸ばす時に胸を張るようなことを書いている方が多いです。因みに背筋を伸ばすのに必要な筋肉を縮めるのなら肋骨に付いている筋肉を使います。肋骨を引き下げることでテコの原理を利用する形で背骨と背骨を広げて背筋を伸ばすことができます。そうなんです。背筋を伸ばそうとすると無意識に肋骨を引き下げる筋肉を使ってくれるんです。逆に意識すると難しんです。
 だから、意識して動かすより無意識を使う方がとっても効率がいいんです。そもそもですよ数十しかない関節に数百(昔は400個、現在では600個という文献も)もある筋肉、筋肉を意識するだけでも大変なのにその筋肉がどこからどこまで付いているかを意識したら頭がパンクしてしまいますよ。現にスポーツクラブでも主な数十個ぐらいしか説明していないですから、筋肉をデザインするには筋肉を意識した方が良いのですが、健康や運動のパフォーマンスを上げるには動きを意識する方がよっぽど効率的です。

 生物を見ても、魚類のサメと哺乳類のクジラやイルカ似ていても全く動きは別です。他にも魚類のドジョウと爬虫類のウミヘビも似ていても動きは全く違います。背骨を反らすということは肺魚からなんです。

 そんな複雑な動きをしなけらばならないので数十個の関節しかないのに数百個の筋肉が必要になったんです。

 そんな生物の本来の動きを基にしているからyogaや太極拳は縮むか緩むかではない本来の動きだから重たいダンベルや激しい動きをしなくても運動・健康の効果が大きいんです。ダイエットにもなるのはそのためですね。

 ですので特定の筋肉に意識を向けるよりも動きに意識を向けることで筋肉は無意識に程よく働いてくれます。

 特に胸やお腹や腿の表側の筋肉を意識してしまうと関節の向きが本来の向きと逆向きになりやすく関節が十分に滑ってくれず、肩が上がらない、腰が痛い、股関節が痛い、膝が痛い、手首や足首も痛いとなってお医者様のお手を煩わせることになりますから気を付けてくださいね。

 まとめ

「歩く」「走る」は表の筋肉を意識すると膝や股関節を痛めやすくスピードも遅い。腿の裏側を意識することでケガや痛みのリスクを下げて運動の効果もアップしてスピードも上がります。更にダイエットしやすく血糖値や血圧を下げることにも効果が得られます。特別なことをしなくてもちょっとイメージを変えるだけですので1度試してみてくださいね。

パート3も楽しみにしてくださいね。

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